Archive

HDL+は、多様な表現活動を育む場として、企画展・学生支援・ワークショップ・地域交流を展開してきました。成果だけでなく活動の過程にも重きを置き、これまでの記録を本アーカイブで紹介します。


HDL+ is an artist-run space that fosters diverse forms of artistic practice through exhibitions, student support programs, workshops, and community-based activities. This archive presents a record of our activities, with an emphasis not only on outcomes, but also on the processes through which they have developed.


企画展「交換/交感」

アーティスト・ラン・スペース交換プロジェクト

会期|2025年9月27日–10月24日(延長)

会場|HDL+

出品|井原信次、Olectronica

概要|(展示・地域文化振興・連携企画)

広島と大分のアーティスト・ラン・スペースによる交換プロジェクト。両地域を往還する文化交流を目的に、Olectronicaと井原信次が互いのスペースを交換する形で展示を行い、制作背景や地域固有の記憶をテーマに作品を発表。都市間交流の新たなモデルとして、地域文化振興・若手連携の観点から高い評価を得た。



企画展「偶然、引かれた線」

HAGW2025 参加企画(ヒロシマ・アートギャラリーズ・ウィーク)

会期|2025年4月29日–5月6日

会場| Hiroshima Drawing Lab(広島市内ほか)

出品|井原信次、江森郁美、手嶋勇気、福田恵、古堅太郎

概要|(展示・地域文化振興・被爆80周年企画)

広島地域のギャラリーを巡る大型アートイベント「HAGW2025」に参加。HDL+は独自企画を実施し、市街地における回遊性の創出、広島のアートシーンの可視化を推進。本企画では、街の歴史や日常に潜む“線”をテーマに、地域固有の風景と作家の視点を結び付ける展示構成を試みた。



齋藤夏海 個展「Tale,on_the_Table.」

会期|2025年1月10日–1月22日

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品|齋藤夏海(院生)

概要|(展示・学生支援企画・トークイベント)

デジタルのスクエアツールを用いた風景表現を展開。半透明の図形が重なり合う画面構造を通じ、記憶・環境・時間意識を探究する作品を紹介。ギャラリートークを実施し、学生作家の発表活動支援と地域への発信を行った。



大部千尋 個展「歩きやすいところへ」

会期|2024年11月26日–12月7日

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品|大部千尋(大学生)

概要|(展示・学生支援企画)

学生作家に初の個展機会を提供した企画。広島の夜景や日常風景を撮影した写真シリーズを展示し「散歩」を主題に都市環境と身体感覚の関係を考察。



Art Marché HIROSHIMA

(アートマルシェ広島)

会期| 2024年7月20日–21日

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品|あこの蚤の市+土井紀子、atelier boe、井原信次、太田絵里子、金島大智、kobayakawa chisato ceramics、中森詔子、平岡勇樹、武藤安信、RYOTA

主催| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

概要|(マーケット・展示・地域交流企画)

「アートと日常」をテーマに、多様なジャンルの作家が参加したマーケット形式の企画。展示・販売に加え、ギャラリー空間を生活空間になぞらえた構成を通して、アートを身近な存在として体験する場を試みた。



ブラボ ワークショップ

「額縁づくり×ドローイング」成果展

会期|2023年12月4日–2024年2月2日

会場|ブラック画材 1階 ショーウィンドウ

出品|ワークショップ参加者

概要|(ワークショップ・成果展示)

ブラック画材との協働により実施したワークショップ「額縁づくり×ドローイング」の成果を紹介する展示。参加者は額縁制作の工程を学びながら、完成した額縁にそれぞれのドローイングを収め、小さな作品として仕上げた。本展では、その成果をブラック画材1階ショーウィンドウに展示し、制作のプロセスと個々の表現が並ぶ場をつくる。



企画「Art in Book」

HAGW2023 参加企画(ヒロシマ・アートギャラリーズ・ウィーク)

会期|2023年4月29日–5月7日

会場| Hiroshima Drawing Lab、ギャラリーブラック

出品|本間あずさ、井原信次、江森郁美、手嶋勇気、福田恵、古堅太郎

概要|(展示・地域文化振興・参加型ワークショップ)

県内ギャラリー13館が連携するHAGW2023に参加し、「Art in Book」展および手製本ワークショップを実施。書物を媒体とした表現を通じて、作家と来場者の関係性をひらき、市街地におけるアートの回遊性と地域文化の活性化に寄与した。



第6回企画展「Secret Door」

会期| 2023年3月1日(水)– 3月24日(金)

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品| 井原信次、江森郁美、手嶋勇気、福田恵、古堅太郎

主催| Hiroshima Drawing Lab

概要|(企画展)

HDLの第6回企画展として開催。アーティストの制作環境や手元に集まるモチーフ、素材、道具、資料などに注目し、それらを起点として生まれた作品とあわせて展示した。通常は他者の目に触れにくい制作の背景を可視化することで、作品理解の手がかりを提示し、アーティストの思考や制作に至るプロセスを共有する試みとなった。



菅亮平ワークショップ成果展

「Narrating Cartography(口述地図製作法)」

会期|2023年2月10日–2月21日

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品|ハノーファー専科大学 在籍生8名ほか

概要|(展示・学生支援企画・国際交流・トークイベント)

歩いた道の記録を他者へ口述し、別者が地図化する「伝言ゲーム的」ワークショップの成果展。国際的な学生が参加し、言語・文化を横断するコミュニケーション実験として高い教育的効果を持つプロジェクトとなった。



HDL 第5回企画展

福田恵・古堅太郎 二人展「Yesterday is Today’s Tomorrow」

会期| 2022年5月21日–5月28日

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品| 福田恵、古堅太郎ほか

概要|(企画展)

HDLに新たに加わった福田恵と古堅太郎を紹介する二人展。時間や記憶、場所と社会との関係性を主題に、それぞれの実践を通して過去・現在・未来が連続する感覚を提示した。※同会場にて、HDLメンバーによるグループ展「Petit Lab」を同時開催。



HDL 第4回企画展「牡蠣コレクション」

会期| 2022年1月15日(土)– 1月22日(土)

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品|ルメテ・アデリン、諫山元貴、イタイミナコ、井原信次、今井みはる、江森郁美、金島大智、久保田音美、香村ひとみ、手嶋勇気、中川晶一朗、野村拓也、平石もも、福田恵、古堅文慈、古堅太郎、古川諒子、松波静香、山口達典

概要|(企画展・地域文化振興)

HDLメンバーをはじめ、広島で美術に関わる多様な作家を迎え、「牡蠣」をテーマに開催された企画展。地域に根差したモチーフを共有の起点としながら、素材や表現手法、制作の距離感の違いが重なり合う場をつくり出した。地域性と表現の関係をゆるやかに問い直す試みとして、HDL初期の活動を特徴づける企画のひとつとなった。



HDL 第3回企画展

「A BIGGER SPLASH / とても大きな水しぶき」

会期| 2021年10月16日(土)– 10月23日(土)

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品| 井原信次、江森郁美、手嶋勇気

主催| Hiroshima Drawing Lab

協力| 株式会社ブラック画材

助成| 公益財団法人 エネルギア文化・スポーツ財団

概要|(公開制作・企画展)

HDLにてスタジオ制作の公開(2021年5月–9月)を行ってきた3名の作家による完成作品を展示した企画展。制作過程を共有する場としてのスタジオと、成果を提示する展示空間を連続したものとして捉え、絵画表現の可能性を検討した。個々の制作を併置することで、それぞれの視点から立ち上がる課題や表現の差異を可視化する試みとなった。



HDL Exhibition vol.2

「Urge」

会期| 2021年2月6日(土)– 2月20日(土)

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品| 井原信次、江森郁美、手嶋勇気、七搦綾乃

主催| Hiroshima Drawing Lab

概要|(企画展)

作品制作の源となる感情や感覚、衝動(Urge)に焦点を当て、制作過程で描かれた下絵やスケッチ、ドローイングを中心に構成された企画展。完成作品として発表されることの少ないこれらの表現を通して、作家の思考や判断が形成されていく過程を提示した。制作の途上に残された痕跡を併置することで、完成形とは異なる視点から各作家の表現の在り方を捉え直す試みとなった。



HDL Opening Exhibition

「SILVER LINING」

会期| 2020年10月22日(木)– 10月27日(火)

会場| Hiroshima Drawing Lab(HDL)

出品| 井原信次、江森郁美、手嶋勇気、七搦綾乃

主催| Hiroshima Drawing Lab

概要|(企画展)

Hiroshima Drawing Lab オープンを記念して開催された企画展。パンデミック下という不安定な状況の中で制作された近作を通して、時間や記憶、環境の変化と向き合う作家たちの視点を提示した。ポートレート、風景、自然物など異なるモチーフを扱いながら、それぞれの制作は「内と外」「記憶と現在」「変化と不変」といった境界を主題としている。本展は、困難な状況の中にも見いだされるわずかな希望や兆しに目を向け、制作を通して世界を捉え直す試みとなった。